【9月18日 AFP】(更新)米ミネソタ(Minnesota)州のショッピングモールで17日夜、刺傷事件が発生し、8人が負傷した。警察によると容疑者の男は現場に居合わせた非番の警察官に射殺された。男は単独犯で民間警備会社の制服を着用し、少なくともナイフ1本を所持していたという。

 現場は同州ミネアポリス(Minneapolis)の北西約110キロに位置する人口6万7000人の都市セントクラウド(St. Cloud)にあるショッピングモール。地元警察のブレア・アンダーソン(Blair Anderson)署長は記者団に、容疑者の男は「アラー(イスラム教の神)について何らかの言及をしていた」と話し、「被害者たちを襲撃する前に、そのうちの少なくとも1人にイスラム教徒かどうか尋ねていたことが確認されている」と話した。そのうえでアンダーソン署長は、犯行の動機は不明であり現時点ではテロかどうかは分からないと述べた。

 容疑者の男には軽微な交通違反の前科があったという。アンダーソン署長は「現段階では、この襲撃が他の事件と関連していると考える理由はない」と付け加えた。同日、ニュージャージー(New Jersey)州とニューヨーク(New York)では爆発事件が起きている。

 負傷した8人は病院に搬送され、うち1人は入院するとみられている。(c)AFP