【9月18日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2016)は17日、第4節の試合が行われ、ニュージーランドは41-13で南アフリカを下した。同日行われた試合で、オーストラリアが36-20でアルゼンチンに勝利したことにより、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)はここ5年で4度目となる優勝を決めた。

 他国を圧倒してリードを奪っているニュージーランドは、この試合でも6本のトライを決めるなど、ここまで全4試合でボーナスポイントを獲得しており、2試合を残しながらも優勝を決めた。

 昨年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)準決勝の再戦となったラグビー界のライバル同士の対決で、ニュージーランドは主導権をつかみ損ねた。

 前半を終え15-10とわずかにリードして迎えたニュージーランドは、後半に入って流れをつかみ、8分にベン・スミス(Ben Smith)がトライを奪うと、同15分には、テストマッチで初先発を果たしたアーディ・サベア(Ardie Savea)がスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の選手2人をひきつれながらトライを決め、オールブラックスは得点差を16に広げて試合を決定的なものにした。

 一方、オーストラリアは前半12分までに3トライを挙げて、今年最後となったホームでのテストマッチを飾り、2連勝を飾った。先週南アフリカに23-17で勝利したオーストラリアだったが、そこまではテストマッチ6連敗を喫してマイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)に対するプレッシャーが強まっていた。(c)AFP