【9月18日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは17日、第5節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は4-1でハル・シティ(Hull City)に勝利し、暫定ながらリーグ3位に浮上。アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、開幕の時点で準備が足りていなかったことを認めつつ、「ショック」な結果に奮起した選手たちをたたえた。

 アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)のゴールで前半に先制したアーセナルは、後半の早い時間帯にテオ・ウォルコット(Theo Walcott)が追加点を奪うと、その後はハルのロバート・スノドグラス(Robert Snodgrass)にPKを決められて1点を返されたが、最後はサンチェスとグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)の得点で突き放し、2015年12月以来となるリーグ戦3連勝を飾った。

 1分1敗に終わった開幕直後の結果について、ベンゲル監督は「非常にショッキングだった開幕戦のあと、これはわれわれの試練で、どう立ち直るかを試されていると話した。うまく立ち直れたと思う。開幕当初はフィジカルの準備ができていなかったが、きょうは力強い勝利だった」と語っている。

 2得点の活躍をみせたサンチェスは、これでハル戦5試合で6得点を記録。前半に相手DFのハンドで獲得したPKを決めていればハットトリックだったが、普段のキッカーであるサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)を差し置いて臨んだキックは相手GKに阻まれた。

 アーセナルは今季、4回のPKを獲得していながら、そのうち半分しか決めることができずにいる。それについてベンゲル監督は「確認する必要があるが、リストの一番手はサンティだったはずだ」とコメントした。

 サンチェスを責めているわけではないとしたベンゲル監督は、「われわれには(PKキッカーが)3人いる。蹴りたくなかったのか、(カソルラが)サンチェスに言ったのかはわからない。監督としては、すべてが自分の決めた形で進めばそれに越したことはないが、それはあくまで理想。きょうはキーパーが好セーブをした」と語った。(c)AFP/Jason Mellor