マレー、デ杯出場のため祖父の葬儀欠席 初日はデルポトロとの再戦
このニュースをシェア
【9月16日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)に臨む英国のアンディ・マレー(Andy Murray)が、アルゼンチンとのワールド・グループ準決勝に出場するため、16日に行われる実祖父の葬儀を欠席することになった。
アンディと兄ジェイミー・マレー(Jamie Murray)の祖父ゴードン・マレー(Gordon Murray)さんは、先週亡くなった。アンディは15日に行われた記者会見を欠席しており、報道によれば、家族の集まりに出席するためだったといわれている。葬儀は16日に営まれるため、17日の2日目に登場するジェイミーは参列が可能だという。
そのアンディは、16日に行われる初戦でファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)と対戦することが決定した。両者は先月のリオデジャネイロ五輪決勝でも顔を合わせており、その際は4時間を超える激闘の末に、アンディが自身2個目となる金メダルを獲得している。
15日に行われたドロー抽選の結果、初日のシングルス第2試合には、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)で4回戦に進出した英国のカイル・エドモンド(Kyle Edmund)とアルゼンチンのギド・ペラ(Guido Pella)の対戦が決まった。
世界ランキング2位のアンディは、17日に行われるダブルスにもジェイミーと組んで出場する。兄弟ペアは、ホームのサポートを受けて、フェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis)/レオナルド・メイヤー(Leonardo Mayer)組に挑む。最終日の18日は、初日のシングルスの組み合わせを逆転させて行われる。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)で優勝し、リオ五輪でも金メダルを獲得してきたシーズンの疲れが出ているというアンディだが、3日間にわたる全日程に出場することとなった。
一方、リオ五輪で銀メダルを獲得し、その後の全米オープンでも8強入りを果たしたデルポトロはアンディとの決戦に向けて、「リオ五輪とは違う試合をしたいと思う。非常に厳しい試合になるが、サプライズをもたらせることを楽しみにしている」と語った。
「明日には疲れのない状態になっているし、自分が現時点でどのようなレベルにあるのか理解している。常に攻撃的なプレーをしたい」
英国は去年大会の決勝でベルギーを3-1で下し、1936年以来となる栄冠に輝いている。今回の試合の勝者は11月に行われる決勝で、もう一方の準決勝、クロアチア対フランスの勝者と対戦する。
詳しい組み合わせは以下の通り。
■初日
アンディ・マレー対ファン・マルティン・デルポトロ
カイル・エドモンド対ギド・ペラ
■2日目
アンディ・マレー/ジェイミー・マレー組対フェデリコ・デルボニス/レオナルド・メイヤー組
■3日目
アンディ・マレー対ギド・ペラ
カイル・エドモンド対ファン・マルティン・デルポトロ
(c)AFP