【9月15日 MODE PRESS】トランスジェンダーの女優、ラバーン・コックス(Laverne Cox)は、人生で証明するべきものがたくさんあると感じていると語った。

 ラバーンは「私は米アラバマ(Alabama)州モビール(Mobile)に生まれ、女性に性転換した黒人のトランスジェンダーです。母はシングルマザーでした。自分の人生がここまで大きくなるとは想像していませんでしたし、すごいことだと思っています。女優としてのキャリアを築き、黒人女性として、トランスジェンダーとして、これから私が証明していかなければならないことがたくさんあります」と語った。

 これまでは多くを語ってこなかったラバーンだが、今はトランスジェンダーであることについて話すことにためらいはないという。

「自分のことを受け入れたことは、パワー(ちから)になるのです。女優になるために一生懸命でしたし、トランスジェンダーについて話す必要はないと今まで考えていました。トランスジェンダーに見えないように、できることはすべてやってきました」と過去の思いを話したラバーン。

 しかし、今は考えが変わったと続けた。「トランスジェンダーであることをしっかりと受け止め、トランスジェンダーであることが欠陥だと思うことはやめました。トランスジェンダーであることが欠陥だと思うことはやめました。私たちが欠陥だと思うものすべてに、パワーがあると信じています」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS