【9月11日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2016)は10日、第3節の試合が行われ、オーストラリアが23-17で南アフリカを下し、連敗を6で止めた。

 13-14とリードを許してハーフタイムを迎えたワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)だったが、後半に入って主導権を握ると、残り約20分となったところでバーナード・フォーリー(Bernard Foley)がトライを決めて23-14とリードを広げた。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)はその後6点差まで詰め寄ったものの、ホームのオーストラリアは逃げ切って今年初勝利を挙げ、マイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)にかかるプレッシャーを緩めた。

 昨年10月のラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)決勝でニュージーランドに敗れた後、オーストラリアはイングランドに3連敗を喫し、さらにオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)に2度の大敗を喫していた。

 この日行われたもう1試合では、ニュージーランドが57-22でアルゼンチンを退け、大会制覇に向けて順調に歩みを進めている。

 オールブラックスは、ロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)のトライを1本に抑える中で8本のトライを奪ったものの、後半に入ってからの猛攻で相手の壁を打ち破った。

 試合時間残り27分で24-22という接戦の中、ライアン・クロッティ(Ryan Crotty)のトライを皮切りにオールブラックスは一挙33得点を記録した。

 そこから試合終了まで一方的に押し込んだオールブラックスだったが、2連勝を飾ったオーストラリア戦と比べれば、息切れするまでのプーマスは厄介な相手となった。(c)AFP