【9月10日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、5-7、4-6、2-6で第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れ、決勝進出はならなかった。

 ワウリンカは11日に行われる決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。

 高温多湿のアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)での一戦、錦織の序盤の猛攻に耐えたワウリンカは、その後立ち直りを見せた。

 ワウリンカは、「厳しいコンディションだった。かなり暑くて湿度も高かった。決勝に進めたのはクレイジーだ」とコメントした。

 準々決勝でフルセットの末に世界ランク2位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を破り勝ち上がった錦織は、ミスのないプレーで試合の主導権をものにし、第5ゲームでワウリンカからブレークを奪うと、最後はエースを決めて第1セットをものにした。

 第2セットの最初のゲームでも再びブレークした錦織だったが、ワウリンカはそこから持ち直して第4ゲームにブレークバックした。第7ゲームでブレークポイントを4度しのいだワウリンカは、第12ゲームで再びブレークを奪ってセットカウントを1-1に戻した。

 第3セットも手にしたワウリンカは、第4セットに入っても主導権を譲ることなくリードを奪い勝利に向けて前進。第5ゲームで錦織がブレークを奪っていったん抵抗したが、ワウリンカはさらにブレークを重ねて勝利を手にした。(c)AFP