【9月9日 AFP】ギニアの経済水域で違法操業する中国船2隻が摘発され、最高で340万ドル(約3億5000万円)の高額な罰金に直面している。ギニアのアンドレ・ルア(Andre Loua)漁業・養殖相が9日、述べた。西アフリカ諸国は、外国漁船の違法操業による多額の損失を食い止めようと取り締まりを強化している。

 ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、セネガルの4か国は8月28日から9月1日にかけて、欧州連合(EU)の支援のもと、違法操業の漁船の一斉摘発を実施し、14隻を特定した。

 ルア漁業・養殖相によると、中国船1隻は誘導して港に係留したが、もう1隻は逃走したという。

 中国船2隻のうち、係留された船には「無免許での経済水域内での無許可操業」で最高100万ユーロ(約1億1500万円)の罰金が科される可能性がある。また、逃走した船の罰金の最高額は、逃走行為による加重により倍増される。(c)AFP