【9月3日 AFP】中国の全国人民代表大会(National Peoples Congress、全人代、国会に相当)は3日、昨年12月の国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)で合意に達した「パリ協定(Paris Agreement)」の批准を承認した。国営新華社(Xinhua)通信が報じた。

 パリ協定は少なくとも55か国が批准し、批准国の温室効果ガス排出量が世界全体の55%以上になれば発効することになっている。世界最大の温室効果ガス排出国である中国の批准によりパリ協定の発効に大きく近づいた。

 20か国・地域(G20)首脳会議出席のため3日中国入りするバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と共にパリ協定への参加を正式に表明するとみられる。(c)AFP