【9月1日 AFP】サッカー国際親善試合は31日、ドイツ・メンヘングラッドバッハ(Moenchengladbach)で行われ、主将のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が代表最後の試合となったドイツは、2-0でフィンランドに勝利した。

 ドイツは後半にシャルケ04(Schalke04)のマックス・マイヤー(Max Meyer)とアーセナル(Arsenal)のメスト・エジル(Mesut Ozil)が得点を記録したが、この夜の主役は代表通算121キャップ目を先発で刻み、後半21分までプレーしたシュバインシュタイガーだった。

 試合後にチームメートに胴上げされたシュバインシュタイガーは、「(引退試合が)僕にどれほどのものだったかはご覧の通りさ。すべての瞬間を楽しみたいと思っていたが、こんなに素敵なものになるとは予期できなかった」とコメントしている。

 代表デビューから12年が経ち32歳になったシュバインシュタイガーは、8月上旬に代表引退を表明したが、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は主将に最後の舞台を用意した。

 試合前のセレモニーでドイツサッカー連盟(DFB)のラインハルト・グリンデル(Reinhard Grindel)会長にたたえられ、すでに涙をこらえるので精いっぱいだったシュバインシュタイガーは、ボルシア・パルク(Borussia Park)のファンにスタンディングオベーションで迎えられると、涙を流さずにはいられなかった。

「こんなことが起こるとは思ってもみなかった。来てくれてありがとう。とても誇らしい。ドイツのためにプレーするのは本当に光栄なことだった。すべてに感謝したい」

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