【8月29日 AFP】仏航空会社エールフランス(Air France)は28日、マリの首都バマコ(Bamako)発仏パリ(Paris)行きの便が、ネズミとみられる小さなげっ歯類のせいで離陸できなくなったと明らかにした。

 この招かれざる客は、27日早朝にパリに向かうはずだった旅客機の機内に出没した。数時間後に捕獲されたが、同社の報道担当クリストフ・ポミエ(Christophe Paumier)氏がAFPに対し明かしたところによると、その間に、客室乗務員らの勤務時間は過労を避けるために定められた上限に達してしまったという。同便は48時間遅れで出発する羽目になった。

 ネズミなどのげっ歯類は重要な配線ケーブルをかじることがあり、飛行機にとって非常に危険な存在だ。

 同社は声明で、今回の大幅な遅れにより迷惑をかけたことを詫びるとともに、乗客と乗務員の安全が最優先であることを再確認したと述べている。(c)AFP