■王者レアルはドルトムントと同組

 前回大会で通算11度目のチャンピオンズリーグ制覇を果たしたレアル・マドリード(Real Madrid)は、グループFでボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)、レギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)と同組となった。

 3年前の準決勝でドルトムントは2試合合計スコア4-3でレアルに勝利しているが、その翌年には準々決勝でレアルが合計スコア3-2でリベンジを果たし、最終的には大会を制している。

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「魅惑のグループになった。厳しいと同時に魅力的な組だ。レアルとの試合はドルトムントにとって伝統の一戦のようなものになっているね。王者との対戦を楽しみにしている」とコメントした。

 グループDには、大会通算5度の優勝を誇るバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、前回準優勝のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)、本戦初出場のFCロストフ(FC Rostov)が入った。

 バイエルンでグアルディオラ監督の後任を務めるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「極めてタフなグループで、注意が必要だ」と危機感を示した。

「アトレティコは昨季、バルセロナを大会から葬り去っている。プレーオフでアヤックス(Ajax)に大勝したロストフには驚かされたし、PSVは昨季のアトレティコをPK戦まで追いつめた。このグループは簡単ではない」

 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督の下で19年連続の本戦出場となるアーセナル(Arsenal)の突破が濃厚のグループAには、FCバーゼル(FC Basel)、PFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)が入った。