【8月24日 AFP】リオデジャネイロ五輪の男子トライアスロンで、同競技で初となる五輪連覇を達成した英国のアリステア・ブラウンリー(Alistair Brownlee)が23日、東京五輪での大会3連覇に意欲を見せた。

 リオ五輪では弟ジョナサン(Jonathan Brownlee)とともに、兄弟で金メダルと銀メダルに輝いたアリステアは、次回の五輪を32歳で迎えるが、チームとともに英ロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)に降り立った直後から、その視線は2020年の東京五輪を見据えていた。

「32歳はまだ戦える年齢だと思う」と話したアリステアは、「アイアンマンに長距離の大会など、ほかのことにも取り組みたいと思っている。だけど、次の五輪は出ないなんて、そんなことは言えない。きっと出場していると思う」と語った。

 18日のトライアスロンで、大きなリードを奪っていたアリステアは、ゆっくりと歩きながらフィニッシュラインを越えると、そのまま倒れ込み、その後に2着でゴールした弟と喜びを分かち合った。アリステアは「何年も2人で刺激し合ってきたし、お互いの存在の大きさを感じている」と話している。

「朝練に出ていくモチベーションのような小さなことから、一緒に世界を転戦できたことまで、あらゆる面で、ここまでの弟の存在は大きかった。弟が練習に出かけたのがわかれば、自分もやらなければならないからね」

「ここ3か月は、ほとんどずっと一緒に練習していました。すごくきつい練習でも、できるかぎりお互いを高め合ってきた。世界のどの選手もやれないことを、僕らは何度も何度もやってきた。この3か月、週に4回も5回も。それが勝負の決め手になった」

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