【8月23日 AFP】トルコ軍は22日、シリア北部にあるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点とシリアの主要クルド人組織「民主統一党(PYD)」の拠点をそれぞれ狙った砲撃を行った。トルコのテレビ局が一斉に報じた。

 CNNトルコ(CNN-Turk)とNTVの報道によると、トルコ軍の榴弾砲隊が国内からシリア北部の町ジャラブルス(Jarablus)のIS戦闘員、同マンビジ(Manbij)周辺のPYD民兵を標的に迫撃砲で攻撃を加えた。トルコ軍は今回の砲撃のため、戦車や重火器をシリアとの国境地帯に配備していたという。

 報道に先立ち活動家らは、トルコ政府の支援を受けた数百人規模の反体制派がシリアでISに対する攻撃の準備を進めていると語っていた。

 シリアのクルド人民兵組織も同様にIS掃討を進めており、ジャラブルス制圧に向けたISとの戦いで対立が生じる可能性もある。(c)AFP