【8月20日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)に隣接するラワルピンディ(Rawalpindi)の路上で今年これまでに11人の女性を刺し、1人を死亡させた男が、19日までに殺人と殺人未遂の容疑で逮捕された。男は残酷な継母への「復讐(ふくしゅう)」のためにやったと供述しており、警察は女性嫌いが犯罪につながったとみている。

 地元の警察によれば、逮捕されたのはモハマド・アリ(Mohammad Ali)容疑者(22)で、今年1月下旬から今月までに路上で無差別に女性を標的にしていた。アリ容疑者は「女性が嫌いだ。復讐したかった」と話しているという。

 供述によると、アリ容疑者はナイフを使ってこれまでに17人を負傷させた。被害者の1人は看護師の女性で、今週亡くなった。同容疑者はまた、幼い頃に母親を亡くし、父親が再婚したが、この継母に虐待されたと述べている。(c)AFP