【8月19日AFP】国際カヌー連盟(ICF)は18日、リオデジャネイロ五輪のカヌー男子スプリントカナディアンシングル1000メートルで銅メダルを獲得したモルドバのセルゲイ・タルノフスキ(Sergey Tarnovschi)が、ドーピング違反で出場禁止処分を科されたと発表した。

 競技前に行われた検査の結果により失格処分となった19歳のタルノフスキについて、ICFは声明で「彼は兄のオレグ(Oleg Tarnovschi)と男子カナディアンペア1000メートルに出場する予定だったが、反ドーピング規則に従って資格停止となり、暫定的に出場停止処分が科されることになる」と述べたが、具体的な薬物名については明らかにしていない。

 この日リオ五輪で処分対象となったのは、レスリングのナルシン・ヤーダブ(Narsingh Yadav、インド)、重量挙げのイッザト・アルティコフ(Izzat Artykov、キルギス)、自転車ロードレースのクレベル・ラモス(Kleber Ramos、ブラジル)、そして競泳の陳欣怡(Chen Xinyi、中国)に続き5人目となる。(c)AFP