【8月18日 AFP】リオデジャネイロ五輪の陸上女子5000メートル予選で、レース中に接触し転倒したニッキ・ハンブリン(Nikki Hamblin、ニュージーランド)と助け合ってゴールし感動を呼んだアビー・ダゴスティーノ(Abbey D'Agostino、米国)が17日、転倒した際の膝の負傷により決勝を辞退することが明らかになった。

 全米陸上競技連盟(USATF)は17日に声明を発表し、ダゴスティーノが、右脚の前十字じん帯と半月板、複数のじん帯を損傷したため、今季の競技を終了したと述べた。

 16日にオリンピックスタジアム(Olympic Stadium)で行われた予選を通過できなかったダゴスティーノだが、大会主催者は19日の決勝への参加を認めていた。

 転倒してうずくまったハンブリンに完走を促して観客から喝采を浴びたダゴスティーノは、スポーツ選手らしい振る舞いで称賛を集めた。ダゴスティーノとハンブリンは、お互いに助け合い、ともに完走を果たしている。

 ダゴスティーノと同様に決勝進出が認められたハンブリンは、「アビーにはすごく感謝している。彼女の行為は五輪精神の表れです」とコメントした。

 17日のニューヨーク・ポスト(New York Post)紙は、16日の出来事を1面に掲載し「良心が存在することを世界に知らしめたストーリー」と伝えている。(c)AFP