【8月17日 AFP】米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp、53)と女優アンバー・ハード(Amber Heard、30)の夫妻が16日、示談により1年半の結婚生活に終止符を打つことで合意したと発表した。ハード側はこれに伴い、デップから家庭内暴力(DV)を受けたとの訴えを取り下げた。

 米ロサンゼルス(Los Angeles)郡上級裁判所が出した声明によると、ハード側はDVの訴えを取り下げ、デップに出されていた接近禁止命令の延長申請も撤回した。

 デップとハードは声明で、「私たちの関係は極めて情熱的で、移ろいやすい時もありましたが、いつも愛でつながっていました」「どちらも金銭を求めて虚偽の訴えをしたとはありませんでした。また、身体的にも精神的にも危害を加えようという意図はありませんでした。アンバーはジョニーの前途が素晴らしいものになるようにと願っています」とコメントした。

 同声明によると、ハード側は離婚で受け取る示談金を慈善団体に寄付する意向だという。米芸能情報サイトTMZは、デップがハードに700万ドル(約7億円)を支払うことで合意したと伝えている。

 当初この翌日には、両者が出廷し、デップに対して出されていたハードへの接近禁止命令の延長について協議する予定だった。示談が成立したことで、両者の間で非難の応酬が3か月続いた泥沼の離婚劇は収束を迎えることになる。(c)AFP