【8月15日 AFP】サッカードイツ代表のルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)が14日、同国代表を引退することを表明した。現在トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)でプレーするポドルスキーは、ドイツ代表として通算129試合出場48得点の成績を残している。

 ドイツ代表で活躍したベテラン選手の代表引退は、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が約2週間前に表明して以来、ポドルスキーで2人目となる。

 かつてプレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でもプレーしたポドルスキーは、フェイスブック(Facebook)に「今後はドイツ代表でプレーしない意向をヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督に伝えた」と投稿し、「とても難しい決断だった」としている。

 ポドルスキーが代表デビューを果たしたのは、ルディ・フェラー(Rudi Voeller)氏が当時指揮を執っていた2004年に行われたハンガリーとの親善試合で、2006年のW杯ドイツ大会では3得点を記録し、最優秀若手選手賞を受賞した。

 2010年のW杯南アフリカ大会(FIFA World Cup 2010)では、チームの主力選手の一人として2得点を記録。最近では欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に出場した代表メンバーにも名を連ねており、チームが3-0で勝利した決勝トーナメント1回戦のスロバキア戦がドイツ代表として最後の試合となった。

 ポドルスキーの決断は、ユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)、マリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)、マルコ・ロイス(Marco Reus)といった若手選手の台頭により、自身の出場機会がここ数年で減少していたことも影響しているとみられている。(c)AFP