【8月14日 AFP】圧倒的な人気を持つ日本の男性グループ「SMAP」が今年の年末に解散すると、所属するジャニーズ事務所(Johnny & Associates)が14日発表した。一つの時代の終わりと言える突然の解散発表でアジア全域のファンに悲しみが広がっている。

 ジャニーズ事務所の声明文は「デビューより25年間アーティストとしてグループ活動をして参りましたSMAPは2016年12月31日を持ちまして解散させていただくことになりました」としている。

「国民的アイドル」と呼ばれ25年間にわたって日本のエンターテインメント業界を席巻してきたメンバー5人──中居正広(Masahiro Nakai)、木村拓哉(Takuya Kimura)、稲垣吾郎(Goro Inagaki)、草なぎ剛(Tsuyoshi Kusanagi)、香取慎吾(Shingo Katori)──は同事務所に残り今後は個人で活動していくという。

 SMAPは以前からグループ内の深い溝について臆測が流れていた。今年1月にはグループ存続の意向を表明していた。

「Sports Music Assemble People」という謎めいた言葉の頭文字を取って名付けられたSMAPは1988年に初々しいグループとして結成された。今やメンバーは39~43歳になったが、それでもJポップ男性グループのトップに君臨している。

 SMAPは複数のメガヒット曲を出した他、グループとしてあるいはメンバー単独でコメディー、バラエティー、現在開催中のリオデジャネイロ五輪を含めたスポーツなど数々の番組の司会を務め、さらに正統派のドラマや映画にも出演している。(c)AFP