【8月14日 AFP】リオデジャネイロ五輪は13日、陸上男子円盤投げの決勝が行われ、最終投てきで自己ベストの68.37メートルを記録したドイツのクリストフ・ハルティング(Christoph Harting)が金メダルに輝いた。

 ロンドン五輪の同種目金メダリストで連覇を目指していた兄ロバート・ハルティング(Robert Harting、ドイツ)が、自己の不注意による負傷で記録が伸びず決勝進出を逃していたが、弟クリストフが金メダルを確保することでハルティング一家の面目を保った。

 ユニホームを引き裂いて勝利を喜ぶ姿や、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長へのドーピング問題に関する辛辣(しんらつ)な発言など、フィールド選手ではその名が広く知れ渡っているロバートだが、10日の夜に部屋の電気を消そうとしてベッドから脚を伸ばした際に腰を痛めてしまったという。

 銀メダルは67.55メートルでピオトル・マラチョフスキ(Piotr Malachowski、 ポーランド)が、銅メダルは67.05メートルを記録したダニエル・ヤシンスキ(Daniel Jasinski、ドイツ)が獲得した。(c)AFP