錦織撃破のマレー「ベストを尽くす」、史上初の五輪連覇に王手
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【8月14日 AFP】リオデジャネイロ五輪は13日、テニスの男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)を6-1、6-4で退け、決勝に進出。史上初のシングルス五輪連覇に王手をかけた。
世界ランキング2位で、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)王者のマレーは、14日の決勝で第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)対ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)の勝者と対戦する。
五輪の男子シングルスで連覇を果たした選手はこれまで存在していないが、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したマレーは、偉業達成に自信をみせており、「(連覇は)自分にとって大きな意味を持つ。決して簡単ではなく、これまで連覇した選手は存在していないけれど、決勝ではベストを尽くすだけだ」とコメント。「メダルは確定した。だけど目標は金メダルであり、自分ができることはすべてやるつもりだ」
今回の勝利でマレーは錦織との通算成績を7勝1敗とし、自身が継続している連勝も自己最長の17連勝に伸ばした。
勝利を収めたマレーだったが、試合中にはトラブルがあった。主審を務めたカルロス・ラモス(Carlos Ramos)氏は、マレーが「ばかげた審判」だと暴言を吐いたとして警告を与え、チェンジエンドの際には口論になっていた。マレーはラモス主審に対し、「『ばかげた審判』とは言っていない。『ばかげた判定』とは言った。でも、あなたがこの試合の主役になりたいのであれば仕方ない」と告げていた。
一方、前日の準々決勝で第6シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)から逆転勝利を収めた錦織は、第1セットでマレーに2度ブレークを許すなど、主導権を握ることができなかった。第2セットでも第6ゲームで先にブレークを許し、試合終了直前にはマレーのマッチポイントを2本しのぐなど粘りを見せたが、最後はバックハンドをネットにかけ、80分に及んだ試合に終止符を打った。
錦織はマレーのサービスゲームでチャンスを見いだすことができず、第1セットで5ポイント、第2セットでも7ポイントしか獲得することができなかった。
「アンディがかなりプレッシャーをかけてきた。勝つために必要な集中力も欠いた」と話す錦織は、「3位決定戦に向けてしっかり回復しないといけない。負けた後にもう1度試合をするのは新しい経験だ」と語った。
同日に行われる準決勝のもう1試合では、ナダルとデルポトロが対戦。四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルは、デルポトロとの通算対戦成績で8勝4敗と勝ち越している。2013年に中国・上海(Shanghai)で行われた直近の対戦では、デルポトロが勝利を収めているものの、その後はデルポトロが度重なる手首のけがの影響でツアーを離れていたため、対戦がなかった。
ナダルは12日にマルク・ロペス(Marc Lopez)と組んだ男子ダブルス決勝で金メダルを獲得している。左手首の故障で全仏オープンテニス(French Open 2016)を棄権し、今大会が2か月半ぶりの実戦復帰となっている30歳のナダルは、すでに今大会で9試合を消化しており、体力面で不安を残している。(c)AFP
