【8月13日 AFP】リオデジャネイロ五輪は12日、テニスの男子ダブルス決勝が行われ、スペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)/マルク・ロペス(Marc Lopez)組が6-2、3-6、4-6でルーマニアのフロリン・メルゲア(Florin Mergea)/ホリア・テカウ(Horia Tecau)組を退け、金メダルを獲得した。

 自身2個目の五輪金メダルを手にしたナダルは、同日の男子シングルスでも準決勝進出を果たし、3個目の金メダル獲得に近づいている。

 2008年北京五輪に続き今大会のシングルスで王者になれば、ナダルはセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)、ニコラス・マスー(Nicolas Massu、チリ)に次ぐ五輪史上4人目の単複2冠達成となる。

 最後はテカウのスマッシュがオーバーして勝利が決まり、ロペスと喜びを爆発させていたナダルは、「親友と優勝を経験できて最高だ。全力で戦った。まったく練習もせず、ジムでトレーニングしていただけで、2か月半ぶりの試合だったけど、楽しみながら懸命に戦った」とコメントした。

 30歳のナダルは、同日のシングルス準々決勝でブラジルのトーマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci)に2-6、6-4、6-2で勝利。決勝進出を懸けた13日の準決勝では、アルゼンチンのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES