【8月12日 AFP】(更新)リオデジャネイロ五輪のドーピング検査で中国競泳選手の陳欣怡(Chen Xinyi)が陽性反応を示した。中国国営の新華社(Xinhua)通信が11日、同国水泳協会(CSA)の情報を引用するかたちで報じた。

 7日の検査で使用が禁止されている利尿薬「ヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)」の陽性反応が出た18歳の陳は、同日行われた女子100メートルバタフライ決勝で4位に入っている。

 新華社の報道によると、陳は国際オリンピック委員会(IOC)に追加検査とヒアリングの申請を行ったという。

 利尿作用を促進するこの薬物は、ドーピング検査で運動能力向上剤の存在を隠す「マスキング剤」として使用できる。

 同日、ブルガリアの女子陸上選手、シルビア・ダネコヴァ(Silvia Danekova)もドーピング検査で陽性反応を示したことが、同国テレビで伝えられた。持久力を向上させる造血剤のエリスロポエチン(EPO)だったという。(c)AFP