【8月12日 AFP】ニシオンデンザメ(学名 Somniosus microcephalus)は、地球で最も長生きする脊椎動物で、寿命が400年に及ぶ可能性もあるとする国際チームの研究報告が11日、発表された。 このサメは、成長速度が1年に約1センチと遅く、これが群を抜いて長い寿命を持つことの一因となっている。

 米科学誌サイエンス(Science)に発表された研究論文によると、このサメより長く生きたことが知られているのは二枚貝の一種アイスランドガイ(学名:Arctica islandica)の507年だけだという。

 ニシオンデンザメは、北極圏の海域に生息する最大級の魚だ。論文によると、性的に成熟するのにも約150年という非常に長い時間がかかるという。

 今回の研究は、別の種の魚を狙っていた漁師が意図せずに捕獲したニシオンデンザメの雌28匹の眼球の水晶体に、放射性炭素年代測定法を適用した結果に基づくものだ。

 研究対象の中で体が大きかった全長が4メートル93センチの個体が335歳、5メートル2センチの個体が392歳と推定されたことを、研究チームは明らかにした。

 デンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の研究者らが主導した今回の研究によると、ニシオンデンザメの平均寿命は約272歳と考えられるという。(c)AFP