【8月9日 AFP】パキスタン南西部バルチスタン(Balochistan)州クエッタ(Quetta)の市民病院が8日、自爆攻撃を受けて少なくとも70人が死亡した事件で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が同日、IS系通信社アマック(Amaq)を通じて犯行声明を出した。

 事件ではこれに先立ち、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の分派組織も犯行声明を出していた。

 アマックは「ISの殉教者の自爆者が、クエッタで司法省とパキスタン警察に属する者の集団に対して爆発物のベルトを爆発させた」と伝えた。

 一方、ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相は事件を受け、テロリストの掃討を治安部隊に命じた。攻撃では負傷者も100人以上に上っている。

 現場の病院には当時、同日に銃撃され死亡した地元有力弁護士の弔問のため約200人が集まっていた。(c)AFP