【8月9日AFP】五輪のボクシング競技で銅メダルを2度獲得しているアイルランドのパディー・バーンズ(Paddy Barnes)が8日、ライトフライ級の試合で格下の選手に敗れたあと、脱水症状で嘔吐(おうと)する寸前だったことを明らかにした。

 ライトフライ級で実績を残し、メダル候補に挙げられていた29歳のバーンズだが、8日に行われた試合ではスペインのサムエル・カルモナ・エレディア(Samuel Carmona Heredia)に判定負けを喫した。

 2008年北京五輪と2012年のロンドン五輪で銅メダルを獲得しているバーンズは、「かなりの接戦だったと思うが、この体重ではこれ以上の戦い方はできなかった」とコメント。

 さらには減量で脱水症状を起こしていたことを明らかにし、「どんどん力が入らなくなり、力尽きてしまった。第1ラウンドでかなり打ち込んだが、全然当たらなかった。きっと病気やなにかになる運命だったんだ。残念だよ」と語った。(c)AFP