【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、競泳4種目の決勝が行われ、競技初日はオーストラリア勢が好調ぶりをみせた一方、水泳大国の米国は銀3個と金メダルには手が届かなかった。

 オーストラリアは、男子400メートル自由形でマック・ホートン(Mack Horton)が孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ、中国)を抑えて金メダルを獲得し、さらに女子4×100メートルリレーで2個目の金を獲得した。

 孫との熱戦を制したホートンは、3分41秒55を記録した。ロンドン五輪金メダリストの孫はラスト100メートルでホートンを追い詰めたが、3分41秒68で銀メダルとなった。最後の50メートルで猛烈に追い込んだガブリエーレ・デッティ(Gabriele Detti、イタリア)が3分43秒49で銅メダルを獲得した。

 さらにオーストラリアは、自由形の世界記録保持者ケイト・キャンベル(Cate Campbell)を擁する女子4×100メートルリレーで、自国が2014年に樹立した世界記録を更新する3分30秒65をマークして優勝を飾った。

 ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)らが出場した米国が3分31秒89で銀メダルとなり、カナダが3分32秒89で銅メダルを獲得している。

 女子400メートル個人メドレーでは、「鉄の女」ことカティンカ・ホッスー(Katinka Hosszu、ハンガリー)が待望の五輪金メダルを獲得するとともに、世界記録を更新して優勝に花を添えた。

 300メートル時点で世界記録を5秒以上も上回っていたホッスーは、最後は疲れたものの、葉詩文(Shiwen Ye、ヨウ・シブン、中国)がロンドン五輪で金メダルを獲得した際に樹立した記録を2秒07上回り、4分26秒36をマークした。

 4分31秒15と大差の2位にマヤ・ディラード(Maya Dirado、米国)が入り、4分32秒39を記録したミレイア・ベルモンテ(Mireia Belmonte、スペイン)が3位に入った。

 男子400メートル個人メドレーでは、萩野公介(Kosuke Hagino)がチェイス・カリシュ(Chase Kalisz、米国)を抑えて金メダルを獲得している。(c)AFP