【8月7日 AFP】(更新、写真追加)メキシコ東部ベラクルス(Veracruz)州で6日、熱帯暴風雨「アール(Earl)」の影響で土砂崩れが発生し、住宅2棟が巻き込まれて計6人が死亡した。

 ベラクルス州のジョランダ・グティエレス・カルリン(Yolanda Gutierrez Carlin)市民保護長官によると、1件目の住宅では夫婦と乳児1人が死亡し、この家のもう1人の子供(8)は救助され入院した。2件目の住宅では夫婦と3歳児1人が死亡した。

 同州では他にも州都ハラパ(Xalapa)で2人が負傷し、被害地域から少なくとも40家族が避難した。また、同州を流れるハマパ(Jamapa)川の増水にも警戒が呼び掛けられている。

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、カリブ海(Caribbean Sea)で発生したハリケーン「アール」は3日、ベリーズの首都ベルモパン(Belmopan)のすぐ南を直撃。メキシコ政府は洪水を危惧し、ベリーズとの国境地帯にあるメキシコ南東部キンタナロー(Quintana Roo)州の河川地帯に居住する300家族を避難させるなどの対策を取っていた。

 NHCによるとその後アールは勢力を弱めて熱帯暴風雨となり、4日にメキシコに上陸して強い雨と風をもたらした。その後さらに勢力は弱まったがメキシコ南東部の各州には今も鉄砲水や土砂崩れの危険があり、強い雨は収まってきているものの政府当局は住民に警戒を呼び掛けている。(c)AFP