【8月6日 AFP】リオデジャネイロ五輪の開会式を控えたブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で5日、政治の混乱や汚職、膨大な五輪費用などに抗議するデモが行われた。

 コパカバーナビーチ(Copacabana Beach)に沿って走る道路は約3000人に占拠され、多くの五輪代表チーム関係者が宿泊する高級ホテル、コパカバーナパレスホテル(Copacabana Palace Hotel)前にも大勢のデモ参加者が集まった。

 開会式が行われるマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の近くではラジカルな左派活動家など約500人が警察とにらみ合った。

 デモ参加者の多くは今年5月に職務停止となったジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領の労働党の支持者で、ブラジルの深刻な経済・社会問題が五輪というカーペットの下に覆い隠されてしまっていると話していた。(c)AFP/Sebastian Smith with Laura Bonilla Cal