【8月3日 AFP】中国の政府系調査機関、中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)は3日、同国のインターネット人口が7億人を超えたと発表した。

 CNNICは、過去6か月間に少なくとも1回以上インターネットにアクセスしたことがある人々をネットユーザーと定義した上で、インターネット人口が、昨年12月末から3.1%増となる7億1000万人となったと発表した。また、ネットユーザーの92.5%は、携帯電話を使ってインターネットにアクセスしていたという。

 この数字は米国の人口の2倍以上に当たり、世界最大の人口を抱える中国の国民の半数以上がインターネットを使用していることになる。

 一方でCNNICは、農村地帯におけるネットユーザー数は伸び悩んでおり、全体の3分の1にも満たないと指摘。地方の住民はコンピューターやインターネットに関する知識を持っていない、あるいは関心がないと分析している。

 中国当局はウェブサイトを厳しく検閲する一方、経済を消費者需要がけん引する形へと移行させるため、オンラインショッピングを重要視している。(c)AFP