【8月1日 AFP】(写真追加)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)郊外で1日、旧支配勢力タリバン(Taliban)が強力な爆弾を積み込んだトラックを使って外国人向けの宿泊施設を襲撃する事件が発生し、その後7時間にわたって銃と爆弾による攻撃が続いた。カブールは過去15年で最大規模の攻撃に見舞われたことで、治安状況の悪化が浮き彫りにされたかたちとなった。

 トラックが突入したのは、カブールの空港に近いゲストハウス「ノースゲート(Northgate)」。厳重な警備が敷かれていた施設にトラックが突っ込んで爆発が起き、その後、武装勢力が施設内に侵入した。爆発により、現場から数キロメートル離れた建物でも窓が揺れたという。

 ゲストハウスの宿泊客や従業員にけがはなかったものの、カブールの警察当局によると、警察官1人が死亡、3人がけがをしたという。また、トラックの運転手を含むタリバンの戦闘員3人も死亡したとしている。

 ノースゲートでは2013年7月にも襲撃事件が起きている。(c)AFP/Emal HAIDARY