【7月31日 AFP】ロシアのビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)スポーツ相は30日、露スポーツ専門チャンネルのマッチTV(Match TV)のインタビューに応じ、まだ数人の選手が未確定ではあるものの、リオデジャネイロ五輪に出場するロシア代表選手は現時点で266人いることを明らかにした。

 ロシアは現在、国家ぐるみのドーピング不正の発覚により、国際陸上連盟(IAAF)から67人の陸上選手が出場禁止処分を科され、さらには水泳やボート、レスリングなどの競技から多くの選手がリオ五輪出場禁止を言い渡されている。

 さらに米国反ドーピング機関(USADA)は29日、リオ五輪出場禁止を科された7人の選手の一人であるニキータ・ロビンツェフ(Nikita Lobintsev)が、今年初めに禁止薬物に指定されたメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示したと発表した。

 国際ウエイトリフティング連盟(IWF)も29日、重量挙げのロシア選手8人全員に出場禁止処分を科すと発表。過去の五輪で実施されたドーピング検査で、7件の陽性反応が確認されたことを受け、ロシア人選手は連帯責任を受ける必要があると主張した。これに対してムトコスポーツ相は、 「罪のない選手は(五輪出場を)許可すべきだった」として、IWFの決定を激しく批判している。

 国家によって計画された、巧妙な露スポーツ界ドーピング計画を明らかにした世界反ドーピング機関(WADA)に提出した、カナダ人法学者 リチャード・マクラーレン(Richard McLaren)氏の最新報告書の結果により、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアの出場全面禁止を緩和した。

 リチャード・マクラーレン(Richard McLaren)氏によってロシアの国家ぐるみのドーピングが暴かれた世界反ドーピング機関(WADA)の報告書が発表されたあと、 国際オリンピック委員会(IOC)はロシアをリオ五輪から完全に締め出すことを見送り、出場可否の判断を各スポーツの統括団体に委ねた。そのため、各国際競技連盟は、8月5日のリオ五輪開会式までに各選手を入念に調査する必要性に迫られている。(c)AFP