【7月31日 AFP】リオデジャネイロ五輪、競泳男子100メートルバタフライに、ラミ・アニス(Ramis Anis)は「難民選手団」の一員として出場する。アニスのコーチは、以前同選手がマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)にセルフィー(自撮り)を頼んだ際に断られて、とてもショックを受けていたと話す。

 五輪出場経験もあるアニスのコーチは、「ラミは今回のリオ五輪で、本当に、本当に、本当に、フェルプスと会いたがっています。アニスは、14歳の頃から国際舞台で活躍してきました。世界選手権に2回出場したこともあります。一度、フェルプスと同じ大会に出たときに、セルフィーをお願いしたことがあるのですが、断られてしまったんです」と話した。

 現在ベルギーを拠点としている25歳のアニスは、2009年の第13回世界水泳選手権(13th FINA World Swimming Championships)と2011年の第14回世界水泳選手権(14th FINA World Championships)に、シリア代表として出場している。今回のリオ五輪には、「難民選手団」の一員として臨むことになる。

 アニスのコーチは「もちろん、アニスもフェルプスが多忙で、たくさんの人から頼まれることは理解しています。でも、今回はフェルプスが、アニスが難民の代表としてリオ五輪に出場しているということを知ってくれたらと願っています」と、リオ五輪の大会組織委員会が運営するニュースサービスに語った。

「(断られたときは)本当にがっかりしていました。『またいつか、フェルプスと写真を撮れるようにするから』とアニスには言いました。今回がまさにその時だと思います」

 100メートルバタフライに出場するアニスはメダル候補には挙げられていないが、その予選でフェルプスと対戦する可能性がある。(c)AFP