【7月30日 AFP】リオデジャネイロ五輪に出場するオーストラリア選手団は29日、問題が山積している選手村でぼや騒ぎに遭遇し、建物の外への一時避難を余儀なくされた。

 来月5日に開幕するブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)に備えていた豪選手団は、火事が鎮火するまで退避していたが、けが人はおらず、深刻なダメージもなかったという。

 豪代表チームはツイッター(Twitter)に、「宿泊していた選手村の地下で小さな火災があった。選手とスタッフ全員は避難して無事だった」と投稿している。

 同国選手団の広報担当を務めるマイク・タンクレッド(Mike Tancred)氏は、「たくさんの煙が上がっていて、避難をしなければならなくなりました。消防士が来て対処し、われわれも戻りました。大きな出来事はありませんでした」とAFPの取材に明かす一方で、火事の原因については分からないと答えていた。

 豪代表チームは前週、トイレの詰まりやむき出しの電気配線などの手抜き工事を理由に、選手村への入村を拒否していた。

 その後、欠陥箇所については修復作業が行われ、豪選手団のキティ・チラー(Kitty Chiller)団長も現在は問題ないと話していた。(c)AFP