【7月25日 AFP】ドイツ南西部ロイトリゲン(Reutlingen)で24日、なたを持ったシリア人難民申請者の男(21)が女性1人を殺害し、男女2人を負傷させる事件があった。男は警察に身柄を拘束された。警察当局によると、テロ関連の動機を示す情報は今のところなく、恋愛感情のもつれが原因だった可能性がある。

 ドイツでは2日前に同国第3の都市ミュンヘン(Munich)でイラン系の少年が銃を乱射し9人が死亡、19人が負傷する事件が起きたばかり。また6日前にはビュルツブルク(Wuerzburg)近郊で、おのやナイフを持った難民申請者の少年が走行中の列車内で乗客を襲い、5人を負傷させる事件も起きており、NTVニュースによると、24日の事件ではロイトリゲン市中心部にパニックが広がった。

 警察によると事件前、容疑者の男と殺害された女性との間で「いざこざ」があった。また地元メディアは、両者が親しい関係にあり、同じ飲食店で働いていたと報道。地元警察関係者は独DPA通信に対し、犯行の動機は恋愛感情のもつれだった可能性があるとの見解を示している。(c)AFP