【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)に加入したナイジェリア代表FWアーメド・ムサ(Ahmed Musa)が17日、GKをあきらめてストライカーに転身したことが転機だったと明かしつつ、プレミア初挑戦に向けた意気込みを語った。

 現在23歳のムサは7月、移籍金1660万ポンド(約22億円)でロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)から加入。クラブからは当面は6歳年上のエース、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)の代役を務めながら、将来的にはバーディーの後継者になることを期待されている。

 ムサは身長がなかなか伸びなかった学生時代に、キーパーグローブを外してFWにポジションを移す決断をすると、その後は対戦相手を震え上がらせるストライカーに成長。ムサ本人は、それがプレミアリーグにまで上り詰めることになったキャリアの転機だったとしている。

「10歳から12歳までキーパーをやっていたんだけれど、プロのGKになれるレベルには全然届かなかったから、ポジションを変えたんだ。あれが僕の人生でベストの決断だった」

 身長約170センチと小柄なムサだが、肉弾戦の激しさで知られるプレミアでのプレーにも不安はなく、すぐに結果を残したいと意欲をみせている。また本人は、バーディーとも良いコンビになると考えているようだ。

「はじめは難しかったけれど、次第に受け入れられるようになっていった。自分はそんなに大きくないという事実をね。いろんな人から、『ムサ、君はストライカーとしては小さすぎる』って言われたよ。だけどサイズは関係ない。大切なのはどんなプレーができるかだ」

「自分ではバーディーと似たタイプだと思っている。僕も武器はスピードだし、動き回るのが好きだ。僕らには共通点がたくさんある。自分の方が速いと思うかって?まだわからないな。一緒にプレーしたことがないから。だけど白黒つける日が楽しみだよ!」

「バーディーとプレーするのが楽しみだ。彼のスタイルが好きなんだ。コンビを組んだときの相性も抜群だと思う。個人的には最高のタイミングでレスターに加われたと考えている。昨シーズン優勝争いをして、チームは気持ちよく新シーズンをスタートできている。それが今季加入を決めた理由だ」

「僕はナイジェリア出身で、ナイジェリアのサッカー選手はみんなプレミアリーグでプレーしたいと考えている。僕もプレミアは自分に合っていると思う」

 新シーズンに向けて練習に励むムサだが、レスターの練習の厳しさに驚いたことは素直に認めている。

「初練習のときは驚いたよ。ロシアでは見たことがないような練習だった。だけど今は少しずつ慣れてきた。プレーの激しさはロシアとはまったく別物だ。ロシアではもう少しゆっくりプレーできたけど、こっちは激しい」

「一番難しいのはそこだと思うけれど、同時にこれがレスターの成功の秘訣(ひけつ)なんだとも思う。みんなが集中しているし、みんな仲がいい。それが最大の秘訣かもしれない。お互いによく理解していれば、たくさんのことを成し遂げられる」

(c)AFP/Steve MADELEY