【7月17日 AFP】男子米国ツアーメジャー第3戦、第145回全英オープン(The 145th Open Championship)は16日、スコットランドのロイヤルトゥルーン(Royal Troon)で3日目が行われ、ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)が通算12アンダーでフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)から首位の座を奪い、1打差のリードを手に最終日を迎えることになった。

 40歳でのメジャー初制覇を狙うステンソンは、この日の最小タイスコア68を記録。ここまで首位を守ってきたミケルソンは、悪くないラウンドだったものの、スコアを1ストローク伸ばすにとどまり、通算11アンダーの2位に後退した。

 3位には通算6アンダーでビル・ハース(Bill Haas、米国)が続いているが、上位と差がついているため、優勝争いはステンソンとミケルソンの一騎打ちになるとみられる。

 風は強いものの、雨はおおむね収まった3日目、ステンソンはスコア65を出した前日の勢いそのままに、出だしの4ホールで3バーディーを奪ったものの、ロングホールの6番でボギーをたたき、さらにショートの8番ではティーショットがバンカーにつかまって再びボギーを記録した。

 それでも、極めて難易度の高いバックナインで、ステンソンは見事なゴルフを披露し、ショートゲームの14番と17番でバーディーを奪ってスコアをさらに2つ伸ばした。

 一方、ステンソンと1打差の首位でこの日を迎えた46歳のミケルソンも、13番と16番でバーディーを記録するなど、全体に内容は悪くなかった。非常に厳しい11番と12番も、ティーショットで乱れながらもなんとかパーセーブ。しかし、ステンソンがスコアを伸ばした14番と17番ではボギーをたたき、優勝争いの主導権を明け渡した。

 ミケルソンは最終日、1867年のトム・モリス・シニア(Tom Morris Senior)以降では最年長となる全英制覇を目指す。(c)AFP/Andy SCOTT