【7月16日 AFP】サッカーフランス代表DFサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)が15日、スペイン1部リーグの強豪FCバルセロナ(FC Barcelona)の入団会見に出席し、仏ニース(Nice)で発生したトラック突入事件の犠牲者を悼み、遺族と悲しみを分け合った。

 14日に少なくとも84人が死亡したトラック突入事件の翌日、新天地で記者会見に臨んだウムティティは、「僕にとってうれしい日であると同時に、 心は悲しみであふれている」とし、「たくさんの犠牲者が出た。昨日の事件に見舞われたご家族のみなさんに、心からお悔やみ申し上げる」とコメントした。

 バルセロナは12日、フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)から移籍金2500万ユーロ(約29億円)の5年契約でウムティティを獲得。本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われた会見では、現在も50人が危篤状態に置かれている事件の犠牲者に哀悼を示し、1分間の黙とうがささげられた。

 バルセロナのユニホームを着ることが「子どものころからの夢」だったと話す22歳のウムティティは、「このクラブに加入することになりそうだと知ったときは、たくさんの感情がこみ上げてきた。人前で涙を流してしまった」と明かすと、「このクラブの一員になることは、本当に夢だったんだ」と喜んだ。

「バルセロナの選手や、そのプレースタイルは熟知している。自分がこのクラブと関われなかったとしても、このクラブのことはほとんど知っているよ」

 ウムティティは欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)準々決勝のアイスランド戦で代表デビューを飾ると、それ以降は0-1でポルトガルに敗れた決勝までポジションを確保し続けた。

 しかしながら、バルセロナではジェラール・ピケ(Gerard Pique)、ハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)、そしてフランス代表での同僚ジェレミ・マシュー(Jeremy Mathieu)と定位置を争うことになるウムティティは、その高い壁が自分にとって刺激になると強調している。

「自分にとって、このポジション争いは必要だ。それは分かっているし、もっとたくさんの競争が待っている。その準備はできているよ。ここに来たのは、あらゆる面で向上するためであり、自分より経験豊富な選手たちと一緒に実力を磨いていくためだ。だけど僕には大きな野望がある。陰に隠れるつもりはない。自分は選手であり、競争者なんだ」

(c)AFP