リオ五輪の警備をさらに強化、仏ニースのトラック突入事件受け
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【7月16日 AFP】ブラジル政府は15日、フランス・ニース(Nice)で起きたトラック突入事件を受け、来月のリオデジャネイロ五輪に向けて警備を強化する方針を示した。
ミシェル・テメル(Michel Temer)暫定大統領は15日遅く、参謀長や閣僚らと緊急会合を持ち、84人が死亡したニースでの事件を受け、次の措置について検討を重ねた。
セルヒオ・エチェゴイェン(Sergio Etchegoyen)参謀長は新たな安全対策には、追加の検問やバリケード、交通制限などが含まれると明かした。
8月5日に開幕し21日まで開催されるリオ五輪について、政府はすでに約8万5000人の警官と兵士をリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)市内やサッカー競技が開催される各都市に展開している。これは、2012年のロンドン五輪の倍の規模となっている。
エチェゴイェン参謀長は会見で、ニースでの事件がリオ五輪の警備に対する懸念を「1段階上げた」とコメントし、「より警備を強化することで多少の安心を得ることになる」と語った。(c)AFP