【7月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)新監督が14日、本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で初めて会見し、チームを優勝争いに導くことを誓った。

 ドイツにPK戦の末敗れたものの、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)でイタリア代表を8強に導いたコンテ監督は、リーグ連覇が懸かった昨季10位に終わったチェルシーが大方の優勝予想の上位リストに含まれていないことを認めている。

「われわれは少し過小評価されている。優勝候補の網から漏れているかもしれない。ここには小さな火が揺らめいている。それが大きな炎として燃え上がることを期待している」とコメントしている。

 チェルシーの監督就任後初めての会見でジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏は自らを「特別な男(スペシャル・ワン)」と呼んだが、自身にニックネームをつけることを拒んだコンテ監督は、チェルシーのような規模のクラブは中位に低迷するべきではないと語った。

「チェルシーのような偉大なクラブの選手や監督は、勝利を義務づけられている」と語るコンテ監督は、クラブの象徴であるジョン・テリー(John Terry)を主将に指名している。

「勝って。タイトルを手にする。戦うこと、そして最後にほかのチームとタイトルを争うことで目標にたどり着く」

「このリーグが極めて困難な場所だということは分かっている。6、7チームにタイトル獲得の可能性がある。今季のこの状況は私にとってはとてもエキサイティングだ」

「今季がわれわれにとって簡単なものではないことはご存知の通りだ。昨季は10位だったことを考えれば当然だ。昨季はひどいシーズンだったんだろう?」

「タイトルを取るのは1チームだけだが、われわれはシーズン終盤にその場所にいて、優勝とともに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を確保しなければならない。チェルシーにはチャンピオンズリーグがふさわしいし、そこにとどまり続けなければならない」

 欧州選手権ではタッチライン際の振る舞いが注目されたコンテ監督は、モウリーニョ氏との比較について「人と比べられるのはつらいものだ」と話している。

 現役時代はイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)の中盤で躍動し、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇を経験しているコンテ監督は、「確かに勝者と呼ぶにふさわしい監督はいる。その点は同意する」と語っている。

「ある監督には、その人なりのやり方や哲学をともなった勝者のメンタリティーがある。サッカー界には勝者がいるが、皆そうとは限らない。勝者というのはいかにもスペシャルなんだ」

(c)AFP/Ian Winrow