【7月15日 AFP】スペイン五輪協会(COE)は14日、男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がリオデジャネイロ五輪に間に合う見通しであると明かした。四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇るナダルは、五輪メンバー入りに向けてけがからの復帰を急いでいる。

 2008年の北京五輪でシングルスの金メダルを獲得している30歳のナダルは、12年のロンドン五輪を膝のけがにより欠場している。

 8月5日の開会式でスペインの旗手を務める予定のナダルだが、五輪の出場基準を満たしておらず、リオでプレーするためには国際テニス連盟(ITF)からの承認が必要になる。

 COEのアレハンドロ・ブランコ(Alejandro Blanco)会長は、「ナダルは全身全霊をささげる。彼はリオ(Rio de Janeiro)に行く」とコメントしている。

「私は彼の参加を疑っていない。彼はメダル獲得という望みをかなえるために絶え間なく練習している」

 シングルスに出場するナダルは、混合ダブルスでは全仏オープンテニス(French Open 2016)女王のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)とペアを組むものと見られている。

 左手首に故障を抱えるナダルは、全仏を3回戦で棄権し、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)も欠場している。(c)AFP