【7月13日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナの裁判所は12日、同国出身で米男性誌プレイボーイ(Playboy)の元モデル、スロボダンカ・トシッチ(Slobodanka Tosic)被告(30)が、マフィアのボスに「ハニートラップ(色仕掛け)」を行い、敵対する相手による暗殺の企てに協力したとして禁錮2年6月を言い渡した下級審の判決を支持した。

 トシッチ被告は2006年、マフィアのボスのジョルジェ・ズラーレ(Djordje Zdrale)氏とデートの約束をし、依頼者に引き渡した。この依頼者はズラーレ氏の殺害を企てたが、同氏はけがをしたものの逃げ延びることができたという。

 裁判では、この事件とは無関係の殺人事件で禁錮20年の判決を受けて服役中のズラーレ氏が出廷し、証言を行った。

 トシッチ被告の弁護士は「手続き上の不備」を理由に憲法裁判所に上訴する意向を表明している。(c)AFP