【7月13日 AFP】ツール・ド・フランス(2016 Tour de France)は12日、第10ステージ(エスカルデス・エンゴルダニからルヴェル、197キロメートル)が行われ、オリカ・バイクエクスチェンジ(Orica BikeExchange)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)が待望のステージ初優勝を果たした。

 25歳のマシューズは、ティンコフ(Tinkoff)に所属する世界王者ペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)やディメンションデータ(Dimension Data)のエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen、ノルウェー)ら6人によるステージ終盤のスプリント勝負を制した。

 オリカ・バイクエクスチェンジのメンバーはこの日、逃げ集団を完璧に制御。ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge、オーストラリア)とダリル・インピー(Daryl Impey、南アフリカ)がマシューズのために自らを犠牲にし、特にインピーは終盤3キロメートルにわたってハイペースで集団を引っ張り、マシューズの勝利の陰の立役者となった。

 そして迎えた最後のスプリント勝負では、後方で力をためていたマシューズがサガンのスリップストリームをうまく利用して抜け出ると、最後はハンドルから手を放す余裕を見せ、両手を挙げて喜びながらフィニッシュラインを切った。

 マシューズはこれでジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia)の2勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)の3勝と合わせ、個人としてグランツール(三大ツール)全大会でステージ優勝を果たしたことになる。

 一方、ツールで通算17回目のステージ2位に終わったサガンにとっては、ディメンションデータのマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)からポイント賞のマイヨヴェール(グリーンジャージー)を奪い返したことだけが、唯一の慰めとなった。

 総合順位では、チームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が首位を守った。前回覇者のフルームは、マシューズらから遅れること約10分、大集団とともに苦心しながらゴールへたどり着いた。(c)AFP