【7月10日 AFP】麻薬密売がまん延しているメキシコ北部タマウリパス(Tamaulipas)州で9日、銃で武装したグループが民家を襲撃する事件が相次いで2件発生し、合わせて14人が死亡した。

 州当局者がビデオで語ったところによると、9日午前7時(日本時間同日午後9時)ごろ、同州ロペスマテオス(Lopez Mateos)地区で民家が襲われ、男性2人と女性4人、女児5人が殺害された。それから約45分後にはレボルシオン(Revolucion)地区の民家で同様の事件があり、男性1人と女性2人が殺害され、4人が負傷した。

 当局者は具体的な言及を避けつつ、2件の事件が州都シウダビクトリア(Ciudad Victoria)の麻薬密売組織の抗争に関連しているとの認識を示した。州捜査当局と連邦捜査当局は事件について調べを進めており、容疑者の行方を追っている。(c)AFP