【7月8日 AFP】(更新、写真追加)イラク治安当局は8日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の武装集団が首都バグダッド(Baghdad)の北にあるイスラム教シーア派の廟(びょう)を襲撃し、30人を殺害したと発表した。

 イラク統合作戦軍(Joint Operations Command)の声明によると、襲撃は7日夜から8日午前にかけて自爆や銃撃、迫撃砲によって行われた。死者のほかに50人の負傷者も出ている。

 襲撃を受けたのはバグダッドの北約70キロに位置するバラド(Balad)地区の「サイード・モハメド(Sayyid Mohammed)廟」。迫撃砲が撃ち込まれた後、自爆犯が到着し、銃撃を始めたという。その後、近くの市場で自爆犯のうち2人が自爆した。3人目は現場で殺害されたという。

 IS系の通信社アマック(Amaq)は8日、ISの自爆攻撃犯が礼拝者の集まっていたサイード・モハメド廟を襲撃し、イラク治安部隊との銃撃戦の末、爆弾を爆発させたと伝えた。(c)AFP