【7月7日 AFP】インドで、野良犬を2階建ての建物のバルコニーから放り投げる動画がインターネットで広まり、怒りの声が広がっていた問題を受け捜査を開始していた南部タミルナド(Tamil Nadu)州の警察当局は6日、同州の州都チェンナイ(Chennai)にある医科大学の学生2人を逮捕したと発表した。

 問題の動画は、学生が笑顔で犬の首筋をつかみ、バルコニーのへりから放り投げる様子を捉えたもの。逮捕されたもう一人の学生は、この動画を撮影した人物とみられる。2人は警察の取り調べに対し、犬を投げて撮影した理由について「楽しいから」と供述しているという。

 動物愛護団体によると犬はけがをしたが生きている。逮捕に先立って、動物愛護団体「国際人道協会(HSI)」は犯人の逮捕につながる情報に対して10万ルピー(約15万円)の懸賞金をかけていた。(c)AFP