【7月7日 AFP】米大統領選で民主党の候補指名を確実にしているヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が国務長官在任中に私用メールアドレスを公務に使っていた問題で、ロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)司法長官は6日、クリントン氏を訴追しないことを求めた米連邦捜査局(FBI)の勧告を受け入れたと発表した。メール問題をめぐる捜査は正式に終結した。

 リンチ長官は発表に先立ち、FBIのジェームズ・コミー(James Comey)長官や捜査関係者らと会合を行った。長官は「FBIから、1年を費やした徹底的な捜査を終結し、本捜査の範囲内においていかなる個人も訴追しないとの全員一致による勧告を受け、これを了承した」と明らかにした。

 米史上初の女性大統領を目指すクリントン氏にとって、FBIによる捜査は選挙活動に重くのしかかっていた。(c)AFP