P・ガソルがスパーズへ移籍、ダンカンは引退か?
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【7月5日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のレジェンドであるティム・ダンカン(Tim Duncan)が現役引退を検討していると伝えられるなか、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で2年間プレーしたパウ・ガソル(Pau Gasol)は4日、2年総額3000万ドル(約30億5800万円)でスパーズと合意したと報じられた。
スパーズ加入報道を認めたスペイン出身のガソルは、2015-16シーズンで1試合16.5得点、11.0リバウンドというダブルダブルの好成績を記録しながらも、ブルズをプレーオフに導くことはできなかった。
ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でも活躍した35歳のガソルは、先月27日にフリーエージェント(FA)になっており、今回の契約で給与はブルズで手にしていた額と比べて2倍になるとみられている。
ガソルは2014年にもスパーズと交渉を行っており、ブルズ行きが決まるまで、ほぼ契約がまとまりかけていた。そしてガソルの移籍が決定したというニュースは、チームに長年在籍しているダンカンが19年間の現役生活に別れを告げるのではないかという臆測に発展している。
NBAファイナルの最優秀選手(MVP)に3度選出され、レギュラーシーズンでも2度のMVPに輝いているダンカンは、リーグ史上最高のパワーフォワードの一人として評価されているが、最近では公の場やチームメートに対して引退する可能性をほのめかしている。
1997年のドラフトで全体1位指名を受け、現在40歳になるダンカンは、90年代、2000年代、2010年代でファイナル制覇を成し遂げており、3つの異なる10年間でタイトルを手にした史上2人目の選手となっている。
通算成績で1試合平均19得点、10.8リバウンドを記録しているダンカンは、2015-16シーズンは膝の故障に悩まされ、61試合の出場にとどまっている。(c)AFP