【7月1日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)は30日、女子シングルス2回戦などが行われ、全仏オープンテニス(French Open 2016)覇者で大会第2シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は、3-6、2-6でヤナ・セペロバ(Jana Cepelova、スロバキア)に敗れた。

 ムグルサは史上8人目となる全仏とウィンブルドンの連勝を目指していたが、22本のアンフォーストエラーを重ねると、ウイナーは9本にとどまるなど低調なパフォーマンスに終わった。

 セペロバは、ウィンブルドンでは昨年のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)戦に続き金星を飾った。セペロバは2014年にファミリー・サークル・カップ(Family Circle Cup)では世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破る番狂わせを演じており、トップレベルの選手たちとの戦いを得意としていることを証明する結果となった。

 第3シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は3度のマッチポイントを切り抜け、6-2、4-6、9-7でアナ・コンジュ(Ana Konjuh、クロアチア)を退けた。18歳のコンジュは、ゲームカウント7-7となった第3セットにボールに乗り上げて足首をひねってメディカル・タイムアウトを要することになり、涙の中その挑戦を終えた。

 ラドワンスカは次戦でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)と対戦する。

 また、第4シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)、第5シードのハレプ、第9シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)も白星を挙げ、それぞれ3回戦に駒を進めている。

 一方、この日は女子のシード選手11人が黒星を喫しており、19歳のベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)もそのうちの一人となった。

 世界ランク225位のジュリア・ボーズラップ(Julia Boserup、米国)と対戦した第7シードのベンチッチだったが、4-6、0-1の時点で棄権を申し出た。(c)AFP